お金を借りるために、「絶対に借りれる個人融資」を探している方も多いでしょう。
本当にどこからも借りれない時に「絶対に借りれる」という言葉を見つけると飛びつきたくなるでしょう。
ですが、絶対借りれる優良な個人融資というのはありません。
本記事では、以下の内容についてまとめました。
- 絶対に借りれる個人融資はない理由
- 個人間融資の違法性や危険性について
- 安全にお金を借りる方法
審査なしでお金を借りる方法や、審査の甘い消費者金融もご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
絶対に借りれる個人融資はない
結論から言うと、絶対に借りれる個人融資はありません。
貸金業者での借入には、必ず審査が用意されており、審査落ちの可能性があるからです。
貸金業者の審査について、下記にまとめました。
- 正規の貸金業者には審査がある
- 審査で確認される項目
- 審査に落ちる人の特徴
それぞれ解説していきます。
正規の貸金業者には審査がある
正規の貸金業者には審査が必ずあります。
その理由は、貸金業者は貸金業法に法って融資を行うことが義務づけられているからです。
「返済能力調査を義務付け(貸金業法第13条第1項)」など、貸金業法には厳しい規則が数多く存在しています。
各貸金業者はこれら貸金業法を無視することはできません。
仮にこれらを守らず審査無しで融資した場合、法律に違反した取引と見なされてしまうのです。
審査で確認される項目
貸金業者の審査で確認される項目は大きくわけて下記の3つです。
- 申込条件
- 収入状況
- 借入状況
申込条件とは、年齢や定期的な収入があるか、家族構成など申込者の属性です。
収入状況は、その名の通り職種や勤務形態、年収など現在の「収入」がチェックされます。
借入状況は、他社借入件数や他社での総額借入額などのことです。
貸金業法第13条の2にて、年収の3分の1以上の貸付は禁止されています。
この法律は「総量規制」と言われ、全ての貸金業者は総量規制を無視して貸付けはできないため、必ずこの部分は審査されます。
貸金業者それぞれに審査基準が存在しており、上記の項目を総合的に判断した上で融資の可決・否決が決定されるといった流れです。
審査に落ちる人の特徴
審査に落ちる人の特徴を下記にまとめました。
- 収入がない(無職)
- 総量規制オーバー
- 虚偽の申請をした
- 金融事故を起こしている
貸金業者は返済能力を重視するため、無職など収入が見込めない方は否決される可能性が大きいでしょう。
また上記でお伝えしたように、年収の3分の1以上の借入希望は総量規制オーバーなので審査落ちします。
ほか、虚偽の申請や他社滞納中や踏み倒し、債務整理・自己破産して間もないなど、金融事故を起こしている場合も審査落ちの対象になる得るので注意しましょう。
「絶対に借りれる個人融資」の謳い文句に注意
「絶対に借りれる個人融資」といった謳い文句で融資を誘う業者は、絶対に利用しないようにしましょう。
「絶対に借りれる個人融資」と謳う業者の情報を下記にまとめました。
- 「絶対に借りれる個人融資」は闇金(違法業者)
- 闇金(違法業者)の特徴
- 闇金(違法業者)の危険性
それぞれ解説していきます。
「絶対に借りれる個人融資」は闇金(違法業者)
「絶対に借りれる個人融資」を謳う業者は、闇金(違法業者)です。
上記で解説したように、正規の貸金業者は貸金業法に法って営業をしなければなりません。
絶対に借りれるということは、「審査なし」ということであり、貸金業法の観点からも絶対にあり得ないサービスです。
「ほぼ誰でも借りれる」「絶対借りれる」といった甘い謳い文句で融資を誘ってくる業者には注意してください。
貸金業に登録していない業者である可能性が高く、いわゆる「闇金」だと考えられます。
闇金(違法業者)の特徴
闇金の特徴を下記にまとめました。
- 甘い謳い文句で勧誘
- 法外な利息で貸付けを行う
- 完済させてくれない
闇金は、「絶対に借りれる」「金利0.1%」「無職でも500万円融資」など、貸金業法的にあり得ない謳い文句で勧誘しています。
さらにトイチやトニ、トサンなど年利1000%を超える違法な貸付けを行うなど、違法性の高い取引をさせられるのです。
ほか、完済をさせずに、何度も返済させるといった特徴があるなど、正規の貸金業者ではあり得ない内容の融資を行っています。
闇金(違法業者)の危険性
闇金の危険性を下記にまとめました。
- 半永久的に支払いが続く
- 返済を渋ると恫喝してくる
- 嫌がらせをしてくる
前述の通り、闇金からお金を借りるとなかなか完済をさせてもらえない可能性があります。
小額返済を続けさせることで利息が増えていき、最終的に元本の数十倍といった金額を支払わなければならないことになるでしょう。
返済を渋ったり違法ではないかと伝えると態度が急変し、恫喝してくることも考えられます。
時間を問わずにあなたや職場、知人への嫌がらせの電話をしたり、頼んでもいない出前が大量に届くといった嫌がらせや違法な取り立てで、あなたを精神的に追いつめてくるのです。
業者によってやり方も違いますが、闇金との取引は総じて危険性のあるものであることに変わりはないでしょう。
「絶対に借りれる」と謳う個人間融資にも注意
「絶対に借りれる」「誰でもお金貸します」と謳う個人間融資の利用にも注意すべきです。
個人間融資の情報を下記にまとめました。
- SNSで告知されている個人間融資とは?
- 個人間融資の特徴
- 個人間融資の危険性
それぞれ解説していきましょう。
SNSで告知されている個人間融資とは?
TwitterやインスタグラムなどのSNSで告知されている個人間融資とは、「個人が個人に貸付けを行う」融資のことです。
貸金業者ではなく個人が利息など条件をつけてお金を貸すといった構図であることから、「審査無し」の借入ができると考えられています。
個人間融資を行ってる人物はTwitterや掲示板、インスタグラムなどに融資条件を書き込み、それに反応した方に対応しているといった流れです。
たとえ良い口コミがあったとしても信じてはいけません。
個人間融資の特徴
個人間融資の特徴を下記にまとめました。
- 融資条件は貸主基準
- メッセージだけでのやりとり
- 条件を相談しやすい
個人間融資の場合、利息や返済日、融資金額をはじめ、どのような基準の審査が行われるかも全て貸主基準で進められます。
ほか、メッセージのやり取りのみで融資が行われることが多く、個人同士でのやり取りなので融資額や返済日などの条件を相談しやすいといった特徴があるでしょう。
個人間融資の危険性
個人間融資でお金を借りることは多くの危険性やリスクをはらんでいます。
個人間融資の危険性について下記にまとめました。
- 闇金が運営している可能性
- 個人情報が晒される危険性
- ひととき融資の可能性
- 闇バイトへの勧誘
個人間融資は、基本的に正規の貸金業者が行っていない闇金と同じようなシステムです。
「個人と個人」でのやり取りといった親しみやすさを利用し、闇金同様の法外な利息などで貸し付けるトラブルが多く発生しています。
また、返済が滞ると個人情報を悪用しネット上に晒されることも珍しくありません。
そのほか、肉体関係を結ぶ代わりに融資を行うといった「ひととき融資」、返済できない高額な利息をわざと押しつけ闇バイトへ勧誘するなど犯罪への加担を要求され、人生を破滅させるような危険性もあります。
個人間融資で「借りれた」といった口コミがあったとしてもそれは安全ではありませんし、「優良」などと書かれていても絶対に手を出さないようにしましょう。
「絶対に借りれる」「誰でもお金貸します」といった甘い謳い文句に騙されたないためにも、優良な闇金や個人間融資はないとしっかりと覚えておきましょう。
審査なしでお金を借りる方法4つ
審査なしでお金を借りる方法を4つ下記にまとめました。
- 質屋でお金を借りる
- クレジットカードのキャッシング
- 車金融を利用する
- 家族から借りる
それぞれ解説していきましょう。
1.質屋でお金を借りる
審査なしでお金を借りる方法のひとつが、「質屋でお金を借りる」といった方法です。
質屋でお金を借りる流れを簡単に下記にまとめました。
- 品物(あなたの所有物)を質店に預ける
- 品物を担保に質店からお金を借りる
- 質料と借りたお金を返済すれば、品物が手元に戻る
質屋は品物を担保にした融資を行っているため、本人確認などができればお金を借りることができます。
ただし、返済できない場合は質流れといって品物が質屋に行ってしまうため、担保に出す品物は慎重に選ぶ必要があるでしょう。
2.クレジットカードのキャッシング
クレジットカードにキャッシング枠がある方は、審査なしでお金を借りることができます。
クレジットカードには、ショッピング枠とキャッシング枠が存在しており、後者は現金としてお金を借りることが可能です。
ATMや電話などで指定口座に直接現金が振り込まれ、期日までに返済すれば問題ありません。
ただし、クレジットカードの申込時にキャッシング枠の利用を伝えておらず、同枠がない方はクレジットカード会社の審査に通過する必要があります。
審査が可決されない場合、クレジットカードのキャッシングはできないため注意してください。
参照:キャッシングとは?クレジットカードでの利用方法や金利などの注意点|クレジットカードの三井住友VISAカード
3.車金融「乗ったまま融資」と「車預かり融資」
車を担保とした融資を受けることができるのが、車金融です。
車が担保になるため、車が本人所有であること、申込者の本人確認などができれば、ほぼ審査なしでお金を借りることができます。
車金融は大きく分けて、「乗ったまま融資」と「車預かり融資」といった2つの融資があります。
乗ったまま融資は、そのまま普通通り車を利用したままでお金を借りる方法で、車預かり融資は車金融業者に担保となる車両を預けてお金を借りる方法です。
ただし、返済ができないとどちらも所有する車が流れてしまうことから、利用には慎重になるべきでしょう。
4.家族から借りる
審査なしで手早くお金を借りるのであれば、家族から借りるといった方法があります。
身内であれば審査もなく、利息や返済日も自由に相談することができるでしょう。
ただし、借主がどれだけの返済能力を持っていても各家庭の事情が絡むため融資されるかは判断できません。
さらに「借用書」を証明書として作成されることもあり、滞納におけるトラブルが発生する可能性もあるでしょう。
お金を貸してほしいといった相談をすること自体、何らかのトラブルになる可能性もあるため、家族であっても慎重になる必要があります。
優良な個人融資なら銀行・消費者金融
安全に個人融資するのであれば、正規の銀行や消費者金融がおすすめです。
中でも、中小消費者金融の利用がおすすめでしょう。
優良な個人融資を選ぶポイントと中小消費者金融の利用をおすすめする理由を下記で解説していきます。
銀行・消費者金融は正規の貸金業者なので安心
銀行・消費者金融は正規の貸金業者なので、安心して利用することができます。
正規の貸金業者は貸金業法を遵守していることから、法定利息内でお金を借りることができ安心です。
また執拗な取り立てはなく、貸金業法で定められた取引をしてくれます。
恫喝されたり嫌がらせをされたり、個人情報が晒されるリスクなどもないため安心して利用できるでしょう。
審査が厳しいため絶対に借りれるわけではない
銀行や大手消費者金融の利用は安心ですが、審査が厳しく絶対に借りれるわけではありません。
銀行や大手消費者金融の場合、申込者の属性や年収、就業状況、信用情報、他社借入件数など、総合的に査定される基準が厳しく設定されています。
そのため、返済能力があるからといって絶対に借りれるわけではありません。
また、金融事故についても厳しく審査されるため、金融ブラックの方などは審査が否決されてしまう可能性が高いでしょう。
審査が甘い中小消費者金融がおすすめ
審査に不安のある人がお金を借りるのであれば、審査が甘い中小消費者金融がおすすめです。
中小消費者金融は正規の貸金業者ですが、銀行や大手消費者金融ほど審査基準が厳しくありません。
他社借入件数や金融ブラックの方でも、現在の返済能力が注視されるため審査通過のチャンスがあります。
金利も大手消費者金融並みに低く、50万円以上の融資や増額にも対応しているため便利です。
中小消費者金融であっても絶対に借りれるわけではありませんが、審査に通過しやすいことから申込む価値はあるでしょう。
まとめ
正規の貸金業者は貸金業法を遵守しているため、審査があります。
そのため絶対に借りれる個人融資は存在しません。
仮に審査のない貸金業者がいたら、それは闇金であり違法業者なので絶対に手を出さないようにしましょう。
上記で解説したように、正規の貸金業者の中でも審査が甘いのは中小消費者金融です。
優良な業者を選べば安全にお金を借りることができます。
今すぐにお金を借りたい方は、ぜひ審査の甘い中小消費者金融の利用を検討してみてください。
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